2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】中沢新一「はじまりのレーニン」

はじまりのレーニン (岩波現代文庫)作者: 中沢新一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/06/16メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (30件) を見る先に岩本安身氏の詳細な批判を先に読んでいたので、いささか変則的な読み方になってしまった…

中沢新一「はじまりのレーニン」の後書きを読む

はじまりのレーニン (同時代ライブラリー (333))作者: 中沢新一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1998/02/16メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (10件) を見る同時代ライブラリー用に書き下ろされた後書き「唯物論のための方法序説」から…

日本のツル

映画「太陽」には、鶴が印象的に使われていたりする。 名演技だったかも。 なんとなく日本の国鳥のような気がしてた。 お札にも使われていたし…日本の国鳥はキジだったんだなぁ 「日本のツル」はダメ? 中国の国鳥選定、難航 http://www.kyoto-np.co.jp/arti…

アレクサンドル・ソクーロフ監督「太陽」

太陽 [DVD]出版社/メーカー: クロックワークス発売日: 2007/03/23メディア: DVD購入: 2人 クリック: 91回この商品を含むブログ (222件) を見るロシアの監督ならではの映画なんだろうか? 王様を殺した国ならではの視点、とでもいうか。 幽閉生活ののち暗殺さ…

全国学力テスト

やってみた。 “受験目的ではない”小中学生版センター試験という印象。 テレビの平成教育委員会は見ているので、小学校の問題はそれほど違和感なかった。 中学校の方は、久しぶりに数学的な用語・数式に、ちょっととまどったな。 いわゆる「出来る子」には易…

野球が日本を亡ぼす

全国学力テストに反対する新聞には、高校野球部の問題も載っている。 「スポーツマンシップに則り」全国4000校の頂点を決める甲子園をこれほど賛美しておいて、なぜ学力テストを「格差」と糾弾できるのか、わけか分からん。 TBSと楽天の交渉は、TBS側がプロ…

滝本太郎vs藤原新也

藤原という写真や言葉を使う職業をやってる人が、ようやっとネットの日記を消した件について言及していました。(4月23日付Shinya talk) それにしても彼の「滝本という弁護士」という表記にはなぁ…… オウムを迫害した者の一人という位置づけなのかしら?念…

中沢新一 NHKに登場

「爆笑問題のニッポンの教養 」 NHK総合 4月27日(金)23:00〜 次回、4月27日の放送は File002:「現代の秘境は人間の‘こころ’だ」 中沢新一(人類学)昨年のベストセラー「憲法9条を世界遺産に」の著者が再び相対する。中沢新一。宗教、音楽、縄文時…

中沢新一と網野善彦

芸術人類学に収録の「友愛の歴史学のために」を読む。 2004年11月27日の神奈川大学主催の講演に加筆修正されたもので、内容は僕の叔父さんと共通しているが、自身の「対称性人類学」の解説にもなっている。 網野史学ってこうだったっけ?? という疑問がもの…

竹田の子守歌

何となくNHK総合をつけっぱなしにしていたら、環境ビデオっぽい屋久島の映像に竹田の子守歌が流れてた。 ブルガリアンボイスっぽい女性コーラスアレンジだった。 NHKのサイトで調べると 「A LULLABY OF TAKEDA〜竹田の子守歌」舞アーティス…

かりまたシーサー節

喜納昌吉の秘書のblogらしいが チャンプルー! 秘書日誌 シーサー隊キャンペーン活動 weblog / 2007-04-20 参院補選沖縄選挙区の選挙戦も残り1日。両陣営も最後の追い込みに死力を尽くしています。 民主党沖縄県連の無党派対策キャンペーンの模様を、映像で…

【書評】『集中講義 日本の現代思想』仲正昌樹著

集中講義! 日本の現代思想 ポストモダンとは何だったのか (NHKブックス)作者: 仲正昌樹出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2006/11/28メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 7人 クリック: 156回この商品を含むブログ (102件) を見る歴史的文脈と理論内容と海…

東大駒場騒動

前のエントリーで、マックス・ウェーバー関連のことを調べていて折原浩の文章を紹介していたわけだが…山本七平賞をめぐる論争 そもそもは、中沢新一の社会学的発言てのは、ウェーバー研究者から評判悪いだろうなぁ、と思って、ちょっと気になって調べてた途…

白秋の「邪宗門」

中沢新一の一連の著作や発言が、オウムにどう影響を与えたか、与え続けているかについてが、島田裕巳の「中沢新一批判、あるいは宗教的テロリズムについて」で論じられているわけだが… 中沢新一はオウムを総括した「邪宗門」を書くべきだ、という話題も有る…

脳科学の源流のひとつかな

ニューロンがどうした、こうしたというのを読むと、この詩が思い浮かぶ。 わたくしといふ現象は 仮定された有機交流電燈の ひとつの青い照明です (あらゆる透明な幽霊の複合体) 風景やみんなといつしよに せはしくせはしく明滅しながら いかにもたしかにと…

中沢新一読書メモ 2

芸術人類学作者: 中沢新一出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2006/03/23メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 28回この商品を含むブログ (63件) を見る 話が飛びまくりで、なかなか進まない。 適当に拾い読み中。 初出は2003〜2005年のいろんな雑誌・講演…

中沢新一読書メモ

哲学の東北作者: 中沢新一出版社/メーカー: 青土社発売日: 1995/05メディア: 単行本 クリック: 24回この商品を含むブログ (3件) を見る 腰巻きにいわく「夢見る大地の唯物論」 憲法九条を世界遺産に (集英社新書) で宮沢賢治の話が出て来て、ちょっと意表を…

【書評】僕の叔父さん 網野善彦 (集英社新書)

網野善彦氏追悼のため書き始めたら、自身の歴史観、個人史、網野論について述べる本になってしまったらしい。僕の叔父さん 網野善彦 (集英社新書)作者: 中沢新一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/11/17メディア: 新書購入: 5人 クリック: 42回この商品を…

NHK「日めくりタイムトラベル」

衛星放送の新番組。2007年4月7日は昭和47年で3時間スペシャルだった。 http://www.nhk.or.jp/himekuri/ 【出演】 〈昭和47年組〉 (昭和47年生まれ) 代表:品川 祐IZAM、梅宮 アンナ、葛西 紀明、喜多嶋 舞、中川家 礼二、マツコ・デラックス (50音順)…

推奨しないが「準惑星」だそうだ

日本学術会議物理学委員会 IAU 分科会及び天文学・宇宙物理学分科会で決まった模様。 ちなみに担当大臣は高市早苗のようだ。 第一報告:国際天文学連合における惑星の定義及び関連事項の取扱いについて(pdf)より http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/koh…

准教授

「本当人生終わりです」とか「人生もやめます」とかいうねーちゃんが話題の今日この頃goo 歌詞情報 "人生" での 歌詞検索結果 2408 件 http://music.goo.ne.jp/lyric/search.php?n=%BF%CD%C0%B8&lyric=%B2%CE%BB%EC%B8%A1%BA%F7&t=0 NHKのニュースで准教授(…

【書評】三位一体モデル TRINITY

椅子のある本屋で、立ち読みというか座り読みで、とりあえず眺めてみた。 講演を元にした本で、平易な語り口だし、そんなに文章量が多いわけでもないので、まぁ最後まで読み切ってしまった。三位一体モデル TRINITY作者: 中沢新一,ほぼ日刊イトイ新聞,赤瀬川…

山本七平賞をめぐる論争

マックス・ウェーバーのことを調べてたら、えらく論争が盛り上がってたのを知る。 山本七平賞を受賞した2002年に出た本がきっかけで、みんな凄く熱いな。 まだまだ現在進行形というか、東京大学大学院人文社会系研究科倫理学専攻に学位認定の学問的根拠を問…

近況

Not Found The requested URL /maintenance.html was not found on this server はてなにアクセスしたらこの表示が出て、一瞬焦る。 バックアップはマメにやっておこう。 DVDを借りようと思っても、最近なかなか観る時間がとれない。 やれやれ デジ一眼のホ…

責任を問われるべき者は誰?

まだ、しつこく伊東乾のさよなら、サイレント・ネイビー ――地下鉄に乗った同級生 より 「平泉登が、天皇のための自己犠牲で、手本にしたのは、維新の志士だった真木和泉と、決定的なのが、後醍醐天皇のために自決した楠木正成の2人なんだって。<湊川の合戦…

【書評】憲法九条を世界遺産に (集英社新書)

私の中沢新一読書歴といえば、『チベットのモーツァルト (1984年)』は一応読んではいる。 よくわからなかったが、釣られてカスタネダも目を通したけど、いわゆる分からないと言う意味での「禅問答」という印象しかなかった。 それ以降ニューエイジといえば「…

【資料】12月6日の日経夕刊、中沢新一インタビュー記事

宗教から離れ格差解決を 欧米・イスラムの価値観の違い、紛争の原因 今日の紛争を語るときに無視できないのは、キリスト教を土壌に持つ欧米とイスラム教世界の対立の構図だ。多摩美術大学教授の中沢新一氏は、両宗教の価値観の違いが2つの世界に経済格差を…

順番として

島田裕巳氏の「中沢新一批判、あるいは宗教的テロリズムについて」は、オウム(アーレフ)の今後のことを考える上でも、必読だと思う。 「宗教学者」「宗教者」「知識人」と、いろんな顔を使い分ける中沢新一を論じるため、いろいろ多岐にわたって考察している…

中沢新一批判、あるいは宗教的テロリズムについてを読むためのブックガイド

中沢新一著作リスト http://www.geocities.jp/le_corps_sans_organes/page012.html 中沢氏の著作は多数あるけれど、主に問題にされているのはこの本。 文庫になる際に改編された部分なども考察してるので、二種類。虹の階梯―チベット密教の瞑想修行 (1981年)…

とりあえず通読

中沢新一批判、あるいは宗教的テロリズムについて 地元の本屋さんに注文してた。 なぜ今の時期に書かれることになったか、了解。 んん〜、でも売れそうな本かというと、微妙かも。 法王官房 石川公一 と言う名前にピンと来る人、一連の裁判をずっと追いかけ…