2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

NHKの誤報

各社の報道を読み比べてみると、何が争点となっていたかが分かるという点では毎日新聞記事が一番良かったな*1 <代理出産>是非の結論は持ち越し 学術会議検討委 1月30日20時18分配信 毎日新聞 不妊夫婦の受精卵で他の女性が妊娠・出産する代理出産について…

学術会議検討委が大筋合意

各報道機関の見出しを比較 代理出産、原則禁止に 学術会議検討委が大筋合意 (中日新聞) 代理出産 例外的に容認の素案 (NHK) 代理出産原則禁止の報告書案に合意(熊本日日新聞) 代理出産は法律で禁止=営利のみ処罰、試行の道残す−学術会議報告書案 (時事通信)…

池田信夫の書くものには興味はないけれど

NET

彼の行動がネット行政なんかに影響を与えようとするならば、引き続き注視かなhttp://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/976e4283567f163f7f92c02cc1e6cddc のコメント欄 新記録 (池田信夫)2008-01-30 15:15:42きのうのアクセスは、なんと49813PV。火事と喧嘩はブ…

日本の代理出産に関する意識調査

Yahoo!とかのネット調査はいまいちアテにならないので、もうちょっと信頼性がありそうな調査を探してみた。 「立命館人間科学研究」No. 15 2007年10月 代理出産を容認する条件の検討 ―ケアリングによる身体の道具化の克服をめぐって― 貞岡 美伸 http://www.r…

診断したり評論されたり

NET

SM診断してみた SMテストスタート!you答えちゃってyo http://ochahime.com/smtest/test01.html やってみた あなたは甘えんぼエス あなたは甘えんぼエス 普段のあなたはマイペースなエスです。 あなたは生活も性格も「気まぐれ」という言葉がぴったりのタ…

政治家の動き

厚生労働省の2003年の厚生科学審議会生殖補助医療部会の答申に基づいた生殖補助医療に関する法案を潰した野田聖子のインタビュー 2006年12月1日付けでwebに掲載 ■生殖補助医療の実態に沿った法整備に向けて、野田さんはどんな活動をしていますか? 野田 民主…

アメリカの代理母達の言葉

1990年代のアメリカ代理母事情をメモしたサイトから引用。 文献表は引用もとサイトに有ります。 http://www.arsvi.com/d/r01006.htm 1980年代の本からの引用が中心なので、おそらく代理母が依頼人の精子と自分の卵子で人工授精を行い出産したサロゲートマザ…

blog検索してうんざり

ここ数日は「代理出産」であちこち検索しているが、相当数がアフィリエイト blog。 相互にリンクを張り合っていたりする。 スパムコメント・TBもいい加減うざいけれど、「検索」そのものが機能不全に近い感じだな。 女性名で「**の日記」というのが多かっ…

姉妹間で代理出産した話(2)

ヤフーが代理出産の是非を問うアンケートを行った際にコメント欄に書き込まれていた話が、民主党田村謙治議員のblogに転載されていたので、ちょっと編集してさらに転載。 http://www.election.ne.jp/10014/3477.html 詳しくは言えませんが代理出産の当事者知…

ヒト・クローン技術と不妊治療

ヒトクローンを請け負う企業「クローンエイド」のクロード・ボリロン・ラエル氏の、2000年ころのインタビューより。 「今日あなたに世界で初めて伝えられるいいニュースがあるんです」 「2001年中にクローンベビーをつくる」 「先日アメリカで正式に決ま…

世界初の試験管ベビー事件の思いで

チマチマと代理出産のことをしつこく書いてるのだけども、我ながら何故この問題に引っ掛かるか疑問ではある。 このこだわりはおそらく、1978年7月25日世界初の「試験管ベビー」誕生のニュースまでさかのぼるような気がする。 私の記憶では、このニュース…

三倍泣かせます

昭和23年(1948年)から10年間にわたって三益愛子が「母」を演じる「母もの」シリーズが製作されれ、大ブーム。 三益愛子は昭和の「日本の母」の、なんちゅうかロールモデルというか原風景なのかな。 産みの親が我が子を手放さざるを得なかったり、…

姉妹間で代理出産した話

国内第一号、第二号の代理出産した人たちを巡る言葉。 コピペばっかりで、長い…… 代理出産をしたいという女性の手紙 私は大川栄子(仮名)といいます。 (中略)私には、○才上の姉がおりますが、結婚し、7年目にして平成○年○月にやっとさずかった子を出産す…

各国の法規制の現状

日本弁護士連合会が2007年1月19日に発表した提言より引用。 「生殖医療技術の利用に対する法的規制に関する提言」についての補充提言 一死後懐胎と代理懐胎(代理母・借り腹)について− (PDFファイル) http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/dat…

代理出産に関する議論

日本学術会議の素案は3月まで発表見送りということだそうだ。 でも、出てくる素案は、厚生労働省の生殖補助医療部会が2003年に出した報告とほぼ同趣旨なものに落ち着くのじゃないかな。と予想している。 「参考資料」が増えただけ、になるのじゃないか? 厚…

代理出産と日弁連と野田聖子

毎日新聞でもう少し詳しく報道されていたんだな。 代理出産の法規制に限っているっぽい。 この件は特に緊急性が有るという判断なのかな。 ■代理出産:「禁止」の報告書案提示 対象、処罰は調整継続−−学術会議 (毎日新聞 2008年1月19日 東京朝刊) 不妊夫婦…

代理出産に関係するかもしれない研究など

子宮移植が研究されていたりする。 最近ネイチャー誌のニュースレターにニューヨークの研究グループが5・6年前から子宮移植手術の動物実験を重ね実行していると伝えている 心臓、肝臓、腎臓、顔の移植に次ぐものでまだ不成功に終わっている。 子宮全摘をされ…

代理出産と水子とスピリチュアル

代理出産については「産む機械」とか、商業化問題、出生児や依頼夫婦、代理母などに医学的、社会的などの論点から言及する人が多い。 宗教とか民俗学絡めて論じている人は、意外と少ないという印象が有る。 ちょっと方向を変えて、民俗学っぽい方向から考え…

「しゅごキャラ!」ってどんなマンガ?

このblogの読者層ってのが、最近今ひとつ分からなくなりつつあるので解説。 何に載ってるの? どこで観れるの? 『しゅごキャラ!』は、PEACH-PITの漫画作品。「なかよし」(講談社)2006年2月号より連載中。 「なかよし」は「りぼん」(集英社発行)・「ちゃ…

ウテナ好きは必見「しゅごキャラ!」

変身魔法少女アニメを今現在の感覚で作るとこうなる、という佳作。 ただ、こういうアニメに夢中になる女の子達が多い時代ってのはしんどいな、という感慨もあるアニメだなぁ。 起源について、ちょっと考えてみた 変身魔法少女アニメとしては「秘密のアッコち…

「少女マンガパワー! −つよく・やさしく・うつくしく−」展

北米の各大学9箇所を巡回して行った巡回少女マンガ展示会の、日本凱旋公演的なマンガ展だそうで、観に行きたいな。 「友情・努力・勝利」北米でのルポは集英社サイト「藤本由香里のアメリカ少女マンガ報告」に詳しい http://comic-bunko.shueisha.co.jp/pla…

元祖「クネクネピアニスト」

Schwaetzerさんのエントリーを読んで、明治・大正のころから、いわゆるクネクネピアニストは大人気だった、というのを思い出した。 日本のクネクネピアニストの発端は、楽聖ベートーヴェンのイメージと当時のピアノ奏法が影響していたはず。 一般の人でもす…

岡田斗司夫の「ネット・イズ・デッド」論?

昨年ネットで大炎上した両氏の対談が、いろんな意味で凄い。 『オタク論!?ババンババンバンバン♪ネットするなよ?...唐沢俊一×岡田斗司夫』 http://www.tsukuru.co.jp/gekkan/ 二人とも、昨年の炎上の「いいわけ」というか「弁明」をしている風でもある。 炎…

ケータイ小説 参考リンクとかメモ

そもそもケータイ小説とは3種類ある。 もともと携帯電話向けに書かれてない小説を携帯サイトに掲載したもの。 プロの作家が専用に書いたもの。月額会費など、コンテンツに料金が発生しているタイプや、サイトのアクセス数向上が主目的で無料で読めるタイプが…

ケータイ小説とナタ・デ・ココ

90年代にナタ・デ・ココ、パンナコッタ、ティラミス、ワッフルのブームが次々に発生。 マスコミでは「女子高生の口コミで流行った」ということになっていた。 ケータイ小説ベストセラー連発で、いわゆる「識者」の考察をちらほら読んでいる最中なのだが、論…

ケータイメールについて

ケータイ文化圏のことは、私はよくわからん。 私のケータイの使い方は、空き時間にニュース読むのと、Googlecalendarくらいだ。 クリックで他のサイトに飛ぶしかないのがキライ、というか…モバイルアフィリがウザイ。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.…

新風舎のこと

2006年12月 7日時点のまとめとしては、やはりココが一番参考になると思う。 「自費出版商法が利用する「本を出したい」気持ち 【絵文録ことのは】」http://www.kotono8.com/2006/12/07selfpublished.html 藤原新也氏が見解を出してますね。 暫定版なので修正…

ケータイ小説の起源(6) 作家たち

ケータイ小説の作家たちってのは、変な先入観で語られすぎな件について ケータイ小説がベストセラー上位席巻以降、さまざまにメディアで語られているけれど… そーとーに偏見混じりだ。 一番典型的なもの 11月18日放送 NHK教育 ETV特集「ケータイ小説@2007.j…

ケータイ小説の起源(5) 電話というメディア

今回のエントリーは ケータイ小説はケータイメール文化圏から生まれたもの。 だから、同人小説とかオンライン小説とは、ちょっと違う背景を持っている 読者はメールと同じ画面でケータイ小説を読んでいる。 作家と読者の関係は、活字時代とはちょっと違う。 …

ケータイ小説の起源(4) 老舗の誤算

最近「大手出版社も続々ケータイ小説市場に参入」みたいなニュースを聞いたような気がするが、実はケータイで小説を配信する試みは、最初期からいろいろ有った。 「ヒット」してテレビドラマ化されたものも有る。 「エラいところに嫁いでしまった!」は、元々…