世界初の試験管ベビー事件の思いで

チマチマと代理出産のことをしつこく書いてるのだけども、我ながら何故この問題に引っ掛かるか疑問ではある。


このこだわりはおそらく、1978年7月25日世界初の「試験管ベビー」誕生のニュースまでさかのぼるような気がする。


私の記憶では、このニュースと一緒に流れていたのは、内戦で苦しむ子供達の映像ということになっている。


戦争でバタバタと子供や赤ん坊が死んでいる一方で、先進国では金と科学力を集めて赤ん坊作りかyo、 なんだこりゃ!


と思っていたな。
これは、子供時代にビアフラ内戦の、痩せて骨と皮だが腹だけがふくれた子供の写真をみてしまった影響もあるのかもなぁ。


70年代を代表する作詞家、というには微妙だけど合唱曲の作詞を数多くのこした蓬莱泰三という人がいる。
彼の詞のすごさについては以下参照のこと。

愛・蔵太の気ままな日記 http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20050602#p1
サイコドクターあばれぶらり旅 http://psychodoc.eek.jp/diary/?date=20050610

彼はビアフラ内戦を題材とした「オデコのこいつ」という詞も書いている。


そういう時代の空気を吸っていたせいで、「なにが試験管ベビーだ」と反発したのかな?



こどものための合唱組曲 チコタン - ぼくのおよめさん
作詞・蓬莱泰三 作曲・南安雄 歌・東京放送児童合唱団