三倍泣かせます

母三人(C)角川映画


昭和23年(1948年)から10年間にわたって三益愛子「母」を演じる「母もの」シリーズが製作されれ、大ブーム。
三益愛子は昭和の「日本の母」の、なんちゅうかロールモデルというか原風景なのかな。


産みの親が我が子を手放さざるを得なかったり、子供の将来のため賎業(売春婦)に身を落とした母親が苦悩したり…
育ての母の前に、ある日突然、実の母が現れたり…
ありとあらゆる曲折を経ながらも、最後は母と子が抱き合いながら親子の情愛にむせび泣く…


シリーズは全31作。 後々までリメイクされている。
向井亜紀とか野田聖子みたいな40代女性の親世代の映画だな。


その中の「三倍泣かせます」のコピーで有名な一本が母三人(1949) - goo 映画

なぜ三倍泣けるかといえば、生みの母・育ての母・義理の母が出てくるからです。


代理出産では卵子提供の母と出産する母の二人のドラマがある。 まずこれで、通常の二倍は泣ける話になっている。
それに流産・中絶の話を掛けると、三倍泣ける話になるな。
代理出産依頼者はDNAの母、育ての母の二役を兼ねることが出来るから、通常の二倍嬉しいのかもしれない。