ケータイ小説とナタ・デ・ココ

90年代にナタ・デ・ココ、パンナコッタ、ティラミス、ワッフルのブームが次々に発生。 マスコミでは「女子高生の口コミで流行った」ということになっていた。


ケータイ小説ベストセラー連発で、いわゆる「識者」の考察をちらほら読んでいる最中なのだが、論調としては当時の女子高生論とほとんど同じようなものが多いという印象。
みょーに女子高生を礼賛したり、逆に「現代の病理」といって嘆いたりするのも、当時と一緒。
「評論」ではなくてプロモーションじゃないか? 裏に、ケータイ小説市場に参入しようとする出版社の意向が有るのじゃないか? などと感じられるヨイショ記事も有って、どうも素直に読めない。



あとはバンドブーム、ストリートミュージシャンを語っるの言葉との類似も感じるな。
「ライブハウス、ストリートが俺たちの舞台、メジャーデビューなんて関係ねぇ」とか「ただ自分の詞で、歌いたいだけ」みたいなアマチュアアーティスト像と、今時のケータイ作家像が、何処か重なってみえる。


ラノベ関係blogの考察のほうが、参考になる。 




いろんな意味で2004年の「祭り」ときに、いろいろな作家論・文学論が出てきたのを思い出したりしている最中。

サイバッチ!】インデプス 008号 [04/05/02]
田口恐喝!「あなたは勝手だ」の背景、またはキーボードリテラシーの魔力のこと
http://www.mailux.com/mm_bno_dsp.php?mm_id=MM3CA6B2367053B&bno=20020406080619

まとめサイト
http://oliinkai.hypermart.net/randay.shtml
http://www.geocities.co.jp/HeartLand/1068/b/1039randy.html


昔はキーボード、いまはテンキーの時代に変わったということなのか?



罵倒する言葉にも、それなりに違和感を感じていたりする。
なんでそんなに激しく罵倒する必要が有ったのか? その過剰な情熱(?)はどっから来ていたのだろうか?