ケータイメールについて

ケータイ文化圏のことは、私はよくわからん。 
私のケータイの使い方は、空き時間にニュース読むのと、Googlecalendarくらいだ。
クリックで他のサイトに飛ぶしかないのがキライ、というか…モバイルアフィリがウザイ。

小銭をかすめ取ろうとする仕組みばかり発達している、という印象。 それが鬱陶しくて、いつまで経ってもケータイ初心者のまま。
メールの返事なんかも、その日のうちに届けばいいと思っているしなぁ。 とゆうか、そもそも電源を切っている時間が、結構長い。


最近のケータイ文化圏は、どうなっているかといえば

 ユーザーのサイト滞在時間を伸ばし、アクセス頻度を高めるため、ゲームにコミュニティーを組み合わせることにした。

1月8日NHKテレビ総合ニュースウオッチ9の「変ぼう日本・平成20年(2)」でネットのことを取り上げていた。 コメンテーターは秋元康。この人選で、ちゃんとみる気を失ったけれど。
「ネットの光と影」みたいな構成で、ケータイに疲れた20代女性と、オフ会で楽しそうにしてる40代後半独身男性が対比されていた。
「ネット」と一括りにされても、なんだかなぁ、と思う。ケータイ文化圏とPCってのは、別々に論じるべきだろう。


そこで、ふと思い起こうかぶのが「ネットに住んでいる」という梅田望夫氏のこと。
6/10発売の中央公論に、ケータイ小説について書いているようなのだが、どんなことを書いているのかな?
彼とネットとの関係は、けっこう「ケータイ文化圏」の人たちと通じるものが有るのじゃないだろうか??

去年の衆議院の特別委員会でケータイについて論じられていた。 なんか参考人の人選とか、議員の意識がちょっとヤバイかも。
荻上チキ氏に出席してもらいたい、と強く思ったな。


 参考人として呼ばれていたのは、尾木直樹氏。 ネットの評判はあんまり芳しくない。 データはそれなりに興味深いが、解釈が恣意的かも。 *1


国会ではフィルタリングを強化する方向で話が進んでいるのだけれど、対処療法ってな気がする。
「スローケータイの勧め」というか、メールはすぐ返事を出さなくてもいい、せめて1時間は待つようできないものか? というように持って行けないものかなぁ。  

平成19年11月6日(火曜日)
青少年問題に関する件(子どもとインターネットをめぐる諸問題)での尾木直樹氏の発言
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/007316820071106003.htm


 では、こういう中で、「メール依存と子どもの発達不全の広がり」というので、実は間接的な影響、ここが極めて深刻です。


 臨床の我々の現場からいいますと、大変な事態になっていて、一つ目は、いわゆる携帯というのがかつての通信手段からコミュニケーションツールへ変質してしまっている問題ですね。


 その中では、メール依存症と言いますけれども、朝起きて顔を洗うときも、それからおふろへ入浴しているときも携帯を離せなくなってしまっている中学生、高校生が今大量に出ています。だから、携帯の会社の方は、おふろの中にぽちゃっと落としても大丈夫なような、ことしの八月に開発されました。そういう開発はやめてほしいなと思いますけれども、そんな状況ですね。多分、売れていると思います。


 それから、あと、コミュニケーション不全の問題でいいますと、そこにも書きましたけれども、女子中学生の四〇%が、面と向かって言えないことを言えるというふうに答えているんですね。これは、私ども法政のゼミの学生の調査ですが。それから、三〇%が、本当の自分を出せる、そんなことはないんですが、錯覚を起こしているわけですね。それから、違うキャラクターを演じることができるというのが一〇%います。


 これが、バーチャルなコミュニケーションが対面コミュニケーションスキルとか非言語的表現読み取り能力を低下させていくという問題、本当のコミュニケーションスキルが落ちていくわけですね。それは、学生たちがアンケートを四千人とった中で、この後も、大学生になると自分が持っていなかった小中学生時代と比較することができますので、コミュニケーションのあり方の変化というのを鋭く指摘しています。


 それから、次のページをめくっていただきますと、携帯が友達関係をグルーピングしていくという問題ですね。今、中学生の間で友達をつくっていく手段になっているのが携帯です。


 これは、一つは、レスポンス速度の強迫観念というふうに書きましたけれども、携帯にメールが入ってきたら、レスポンスするのはどんなに最大待っても十五分というのが全国の標準です。十五分以上たって返信をしなかったら、アドレス帳からぱっと消されます。友達というのはなくなるんですよ。それで、僕も信じられなくて子供たちに取材したんだけれども、そんなの常識でしょうと言いまして、なぜ聞くのかというようなけげんな顔をするぐらいな状況ですね。だから、依存症も余計ひどくなってくるというふうに思います。

*1:私は「バーチャル」という言葉を使っている論者の書くことは、話半分で読んでるな