中沢新一批判、あるいは宗教的テロリズムについてを読むためのブックガイド

中沢新一著作リスト
http://www.geocities.jp/le_corps_sans_organes/page012.html


中沢氏の著作は多数あるけれど、主に問題にされているのはこの本。
文庫になる際に改編された部分なども考察してるので、二種類。

虹の階梯―チベット密教の瞑想修行 (1981年)

虹の階梯―チベット密教の瞑想修行 (1981年)

虹の理論 (新潮文庫)

虹の理論 (新潮文庫)

補助線(?)として

はじまりのレーニン (同時代ライブラリー (333))

はじまりのレーニン (同時代ライブラリー (333))

最近の政治的発言という本ではなく、最新の中沢思想入門書(?)かも

憲法九条を世界遺産に (集英社新書)

憲法九条を世界遺産に (集英社新書)

生い立ちに関して

僕の叔父さん 網野善彦 (集英社新書)

僕の叔父さん 網野善彦 (集英社新書)



石原莞爾の「最終戦争論」についても言及あり。 青空文庫に収録されています。
「最終戦争論・戦争史大観」「新日本の進路 石原莞爾将軍の遺書」
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person230.html


石原莞爾は、国柱会の田中智学を通じて宮沢賢治と微妙な接点があったりする。
中沢・太田がいろいろ宮沢賢治に言及しているのが、ちょっと気になるところ。
青空文庫宮沢賢治  http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person81.html


中沢新一が事件直後に言及していた、過去の宗教弾圧について書かれた高橋和巳の小説
邪宗門〈上〉 (朝日文芸文庫)邪宗門〈下〉 (朝日文芸文庫)


中沢の叔父さんの網野善彦には、こんなタイトルの本もあった

中世の非人と遊女 (講談社学術文庫)

中世の非人と遊女 (講談社学術文庫)

網野史学は「百姓は、農民ばかりを指す言葉ではなかった」という指摘が画期的だったというのが、私の印象だなぁ。


その他


戦後ナチスとの関係を問われた哲学者ハイデガー。 中沢氏が身の振り方を考えるにあたり、参考にしたらしい

アーレント=ハイデガー往復書簡

アーレント=ハイデガー往復書簡

基本中の基本だろうな。 今新しく手軽に読めるのはこれかなぁ。
経済学・哲学草稿 (岩波文庫 白 124-2)

経済学・哲学草稿 (岩波文庫 白 124-2)



オウムの教義、麻原の説法などはネットを探せばいろいろ見つかるけど…


Aum Txit Archive─「オウム真理教」とはいったい何であったのか?─
http://pureweb.jp/~ata/

主要オウム真理教関係へのリンク集(西村"新人類"雅史さん 制作)
http://www015.upp.so-net.ne.jp/sinzinrui/



中沢新一批判、あるいは宗教的テロリズム』出版される(リンク集)
http://d.hatena.ne.jp/LondonBridge/20070331/1175282257