クリスマスなので

キリストは馬小屋で生れた
お釈迦様はブタゴヤで生まれた
と……子供が笑ふ



夢野久作 猟奇歌より)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/933_22022.html


いちおう解説すると、ブタゴヤ(豚小屋)とブッダガヤ(仏陀伽邪 बोधगया)をかけた駄洒落の戯歌。
全部読むと、まったくクリスマスには合わないと感じる人がおおいかもしれないな。


重大事件が起こったときも引用してたような気がする。


それにしても、まさかwikipediaに載ってるとは思わなかったな
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8C%9F%E5%A5%87%E6%AD%8C

いちおう「エコ」なんだろうなぁ

テレビを買い換えた


    • 1995年製 ワイドブラウン管型32インチ 消費電力 220 W  年間消費電力量 315 kWh

    • 2010年型 省エネ評価:★★★★★ 2010年度エコポイント数:36000点 画面サイズ:46インチ プラズマ 消費電力 365 W  年間消費電力量 170 kWh


消費電力が大きくなったのに年間消費電力量が小さくなっている。
不思議に思ってたらウィキペディア曰く

    • テレビの年間消費電力量は1日4.5時間視聴、19.5時間の待機電力を合わせた数値
    • プラズマテレビはRGBのセルすべてが100パーセント発光時(全白表示時)が最大消費電力であるが、赤色のみ表示時は緑・青のセルは発光を停止する。こうした特性上、表示する色によって目まぐるしく瞬間消費電力が変動するため、実使用の目安には年間消費電力量が使われる。

ということらしい。
確かに、常時100%の状態で稼働しているわけでもないな。

『第9地区』特撮も頑張ってるけど、ロケが凄いぞ

南アフリカにエイリアンのスラムが出来る、という設定が秀逸。
[rakuten:surprise-web:10132966:detail]


製作のピーター・ジャクソンの方がクレジットで目立っているよーな気がする。
でも、この新人監督の短編をみて、今回の大作制作をバックアップしてヒットさせるあたりは評価されるべきだな。


元の短編だと円盤とロボットバトルの比重が高いように見えるけれど、本編の方はスラムの描写が面白い。
ドキュメンタリータッチの映像の中にエイリアンが馴染んでいる。


インビクタス 負けざる者たち』と続けてDVDレンタルで見たのだけど、両方ともサッカーW杯で盛り上がっているときに劇場で見たかったかも




それにしてもピータージャクソンの変わりようにも驚いた。
before → after

『インビクタス 負けざる者たち』なぜ文科省推薦映画じゃないのかな?

制度は有るけれど自薦する必要が有るようで、映画会社は熱心じゃないみたい。

教育支援情報 メディア教育(映像作品等選定一覧表)(教育映像等審査制度)−文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/movie/main9_a1.htm

メジャー作品ではディズニー・アニメばっかりな印象だな。
この作品こそ堂々と文科省推薦とうたえばいいのに。

[rakuten:book:13641892:detail]


対象への距離の取り方が絶妙。 
割とあっさりとというが、ざっくりと数カットで説明過剰にならずに仕上げている職人技が見事。
これまでの監督作品でもロケ地の空気をうまく表現していたけれど、今回もそのうまさが健在。



宇多丸氏が熱く語っているのを見つける。

グラントリノの回をあわせて聞くと、イーストウッド愛にあふれてるな


ひねた若者のメールや投稿に、年長者として丁寧に解説してる。

コメンタリーが面白い「ミスティック・リバー」

ミスティック・リバー 特別版 〈2枚組〉 [DVD]

ミスティック・リバー 特別版 〈2枚組〉 [DVD]

同世代の俳優3人が競演。 


コメンタリーはティム・ロビンスケヴィン・ベーコンが担当。

のっけからティムが「ミスティック・ピザの話をします」とギャグをかましてるw
ググってみると「ミスティック・ピザ」(原題 : A Slice of Heaven 1988)というピザ屋でバイトする3人娘のラヴコメ映画をネタにしている模様。
まぁ、本作も3人の友情の話ってのは共通しているという、わかりにくいギャグだな w



監督業にも挑戦してる二人の話は、イーストウッド監督の撮影手法のことが中心になっている。

  • ボストンが舞台の小説の映画化だから、基本的に全部ボストンで撮影。 エキストラも出来るだけ地元の人間を採用。
  • 基本的にワンテイク。 1日6〜8時間の撮影時間。 
  • 鳥を飛ばすシーンを予定していたけれど失敗。 成功するまで粘って何時間もかけるかとおもいきや、あっさりと諦める監督の決断力が凄かった。

etc.

「いまどきの、スターを見せるだけの容器としての映画じゃない」ということで二人の意見が一致。

コメンタリーを聞きながら映画を見直してみると、性格描写や伏線とかが過不足無く適切に描写されているのに改めて感心したりする。



それにしても…
ネットでの感想をざっと眺めていたら、国際情勢に絡めたような話を書いている人が一定数いて、ちょっとビックリした。
曰く登場人物三人をそれぞれ、力のアメリカ・病めるイラク・力のない国連に見立てるというパターン。 誰が発端なんだろうか?

グラン・トリノ」になると、さらにそういった感想が増えてるような印象も。


思い起こせば、この手の「イーストウッド映画=アメリカ精神」みたいな評論を始めて眼にしたのは「許されざる者」だったような記憶がある。
ラストで星条旗が一瞬うつる場面に、「この場面は、彼が星条旗を背負っていることに意味がある」云々…


そりゃぁまぁ、イーストウッド作品の「リアリティ」からアメリカの精神的風土を読み解きたくなるのは解るけれど、なんだか穿ちすぎな気がする。

スウィフトの貧民救済私案

残念ながら、この案は少子化対策には役立たないけれど。

アイルランドにおける貧民の子女が、その両親ならびに国家にとっての重荷となることを防止し、かつ社会に対して有用ならしめんとする方法についての私案』sogo訳:新字新仮名(青空文庫
http://www.e-freetext.net/mdstj.html


なんか、らしくないエントリーとその反響を見て思い出した1729年発表の「論文」。


http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100801
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20100802/p1

懐かしい「ダーティハリー3」

この映画にグラン・トリノが登場してるという記事をネットで見つけたので、確認してみた。
劇場公開時に見て、TV放映時にも見てるはずだけど、見直すのは何年ぶりだろうか。*1


相棒と二人で乗っている4ドアセダンが、グラントリノ76年型らしい。



カーアクションが売りの映画でもないので、移動に2回使うだけ。
この映画でグラン・トリノが気に入って、後に映画に採用したというわけでは無さそう。



ロケの多い映画なので、1976年頃のサンフランシスコ風景やファッション・風俗が懐かしかった。
当時サンフランシスコがエロ産業の中心地だったってことも、軽く背景に取り入れている。


思うに、私のサンフランシスコの印象ってのは、1967年のヒット曲「花のサンフランシスコ」よりもダーティ・ハリーシリーズがベースになっているかもしれない。


DVDに収録されてるメイキングを見ると、「アクションスター」のイーストウッドがスタントもこなした意欲作、みたいな煽りだった。 実のところ、その後の格闘技が売りの「アクションスター」と比べると、飛んだり走ったりもたいしたことをやっているわけじゃぁない。
むしろ口の悪さの方が印象に残る。
グラン・トリノ [DVD]でも、いわゆる差別用語ネタが凄かったけれど、これは昔からの持ち味だったんだな。


そいいえば、西部劇スターとしても、同じ年生まれのスティーヴ・マックイーンが「早撃ち」が売りだっとのに比べると、いわゆる「アクション」で売れた人ではなかった。
役者としては「アクションシーン」ではなく、「決め台詞」で記憶に残ることになるんだろうな。


予告編

ダーティハリー3 [DVD]

ダーティハリー3 [DVD]

*1:近いうちに映画「ミルク」のDVDを借りる予定なので、同時代のサンフランシスコを舞台にした映画っていう意味でも、見直してみた。 

ミルク [DVD]

ミルク [DVD]