9月11日の渋谷の演説をみた感想
janjanやニコニコ動画、youtubeに街頭演説の動画が続々とUPされている。 やっとIT時代の選挙っぽくなってきた。
普通の選挙も、これくらいネットを活用できればいいのになぁ。
石原伸晃
「最近の世の中おかしくないです?」と問いかけている。なんか、現状分析がずれているのではないかという予感。 今後の発言に注意。
所見発表演説では、バブル期にマネーゲームに狂奔した世相を語り、今度もマネーゲームを非難。 額に汗して働く、真面目な人が報われるように、と訴える。
そのくせ、日本・東京をアジアの金融センターにしたい、とも語る。
マスコミ受けする演説のつもりなのだろう。 彼には経済界・金融界に友人や支援者はいないのだろうか?
こんな総理大臣が日本経済の舵取りをして、各国の財界人・経済人の中で立ち回ることが出来るのか、不安を感じる。
小池百合子
自身を変化した新しい自民党の象徴といい、代表戦を回避した民主党を批判。
環境問題から省エネ・エネルギー政策転換に話を持って行く。日本は変わらなきゃいけない、ということだそうだ。
「政策はホームページに載せてます、今回の選挙はITでやっている」ということなので、見に行くが、がっかり。
「日本、もったいないぞ宣言。」 マニュフェスト全文掲載 http://www.yuriko.or.jp/200809/mottainai.shtml
昨日付けの中川秀直のblogに「小池候補の19ページにわたる政策は実に目配りの聞いた具体的な政策が網羅されている。」とあったので、それが掲載されているかと思ったら、簡略版しか載っていなかった。
―中川の眼―
私は小池百合子候補を全面的に応援する
http://www.nakagawahidenao.jp/pc/modules/wordpress0/index.php?p=1038
この程度でITだとか言い出すのに、失笑。*1
小池氏の政策の詳細は、中川秀直blogを読むほうが分かるはすだ。
麻生太郎
総裁選の選挙演説というよりは、既に自民党の顔としての自覚を持った衆院選出馬演説みたいだ。
緊急経済対策の必要性を説くあたりは、総裁候補との政策論争ではなく、民主党相手の選挙演説という感じもする。
最近は選挙応援演説にも引っ張りだこで、ここ1年で講演を160回ほどこなすなど、聴衆を乗せることに関しては一番経験を積んでいるの候補者ではないだろうか。
石破茂
テレビバラエティの常連ではあるけれど、言われてみれば彼の出自・経歴については知らないことばかり。 軍オタ・プラモデル好き・キャンディーズファンばかり報じられている。
東京出身の有名人の息子と正反対な選挙戦術で、彼にだけは負けたくないという意地が有るんじゃないだろうか。
昭和32年産まれというのは石原伸晃と同じ(早生まれなので学年は違う)。7選というのは石原より1期多い。
自民党の若手代表という立場の石原に対し、鳥取の高齢者の代弁者として語っている。
与謝野馨
彼の街頭演説は初めて聞いたのだが、なぜ選挙が弱いのかが分かってしまう。
5人の中では一番地味。一番高齢で病み上がりの声というのもつらい。 なんか元気がない。
雑誌の対談では輝けるが、街頭演説はいまいちな人なのかな。