インドの代理出産で産まれた赤ちゃんについて、世界の新聞はどう報じてるか

今、世界で一番有名な赤ちゃんで、歴史に残る赤ちゃんになってしまったのかな? *1

台湾の新聞

日男找印度代理孕母生女成人球案漸露曙光
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,130504+132008081100798,00.html

日本学術会議の提言を紹介して、以下のように結んでいる。

該報告書提及有所謂的「找代理生產出國團」一事,建議即使在海外委託人代理生產,日本政府也應依法懲處。

機械翻訳
 この報告書は謂の「出国の団を生産することを代理することを捜す」の件があることを言及して、仮に海外委託者に生産されることを代理すると進言して、日本政府は同様に法律に照らして処罰することが当然です。

CNNのニュース

Surrogate baby stuck in legal limbo
http://edition.cnn.com/2008/WORLD/asiapcf/08/12/surrogate.baby/

ビデオ映像あり。 
インドの最高裁の偉い人が早急に何とかする、と言っている。
米国人も多数利用しているそうだが、これまでこんなケースは無かったのだろうか?

インドでの論説

インドのネット新聞(?)*2に論説が出てた。

India's Laws - Out of Sync With Society
http://desicritics.org/2008/08/11/135724.php

(大意)

インドの代理出産に関する法律は、議会で未定のままである。
主に外国人に関しては、いまだに19世紀(1890年)の法律しかない。

しかし、法律が未整備で、医療費が安く、代理出産卵子提供をする女性が大勢いることで、インドの外国人向け代理出産ビジネスは発展した。

インドの法律は矛盾に満ちている。 幼児結婚を禁止する法律も、一部地域では受け入れられていない。 殉死する妻も、まだいる。

ユニセフの統計だとRajasthanの82パーセントの女の子は、18歳までに結婚している。国中の農村地帯の15パーセントの女の子は、13歳に結婚している。そして、52パーセントの女の子は、15歳から19歳の間で最初の妊娠をしている。

他方、代理出産を含む養子縁組、相続、離婚と多くの問題では、社会ははるかに変化してきた。しかし、法律は変化しないままだった。

ヒンズー教イスラムキリスト教で問題に対する取り組み方が違う。

議会が何も出来ないでいるかぎり、女性と子供たちは苦しみ続る…この赤ん坊のように。

テキトーな訳なので、英語に堪能な方にちゃんと訳して欲しい(汗


キリスト教徒向けの法律は整備されつつあるが、ヒンズー・イスラムのほうは古い法律しかない。
法のグレーゾーンで代理出産ビジネスは発展してきたけど、法整備の遅れで、女性と子供は泣き続けている。


という趣旨かな?

現地のお寺にお参り

Japanese surrogate baby taken to temple
http://www.ndtv.com/convergence/ndtv/story.aspx?id=NEWEN20080060883&ch=8/11/2008%207:39:00%20AM

Japan baby visits temple in Jaipur
http://howrah.org/india_news/23737.html

お参りしたガネーシャで有名なお寺とはラクシュミーナーラーヤン寺院じゃないかな。


大きな地図で見る


インドの人たちは、赤ちゃんを日本に出国させるべく、いろいろ手を尽くしてくれているっぽい

日本の新聞の英語版

8月9日付の記事。 

Divorce has baby stranded in India
http://www.asahi.com/english/Herald-asahi/TKY200808080428.html

Father eager to bring daughter to Japan
http://www.yomiuri.co.jp/dy/national/20080809TDY02308.htm

Japanese man fears for future of daughter born in Indian surrogate birth
http://mdn.mainichi.jp/national/news/20080809p2a00m0na010000c.html

The doctor had previously investigated surrogate births on the Internet, and asked a hospital in the United States if he could request a surrogate birth despite being single. He was refused.

今のところ毎日と読売が、遺伝子上の父親は独身時代から代理出産を考えていたと載せている。
この後、日本語版や紙の方には新しい情報がいろいろ出てるけど、ネットには載っていないみたいだな。

*1:ブラッド・ピットアンジェリーナ・ジョリーの赤ちゃんより有名かも

*2:英語圏の作家やブロガーが作っているサイトらしい。