9月17日(月)の「ニュース23/マンデープラス」

9月17日(月)の「ニュース23/マンデープラス」に岩屋毅後藤田正純西川京子片山さつき原口一博福山哲郎山井和則が出演していた。

麻生支持;岩屋毅西川京子 vs 福田支持:後藤田正純片山さつき
で討論したが、福田支持の理由が正反対、というかねじれていた。


この日は、週末に両候補がTVに出まくった後。 福田氏が、「勉強中」「急なことだったので」といって、抽象的な政策を述べていたころ。(現在でも変わらないけど)


後藤田は、小泉・安倍政権で要職を務めた麻生の責任論。 安倍政策の転換、協調路線への転換を主張。
片山は、小泉改革の継続を主張。 小泉内閣での福田の調整力と、小泉が支持しているという理由で支持。


前半部分をとりあえずテキスト化

後藤田正純:福田支持です。いままでの政策転換、修正ということですけれど、政治責任論からすると、もうひとかたの候補も立派な方だと思いますが、いままで偉大なる政策の小泉さんのイエスマンでやってきた方が、もう一度出るということはおかしいと、そういうことです。


片山さつき:私は小泉政権の中にいて政権のテイクオフの本当に大変なとき、事実上道路の問題でもテロの問題でも全部調整していらっしゃった手腕と、協調型のリーダーとしてのお仕事ぶり資質を見てますので、あと嗤われるかもしれませんが小泉元総理がこの難局を乗り切る方は、今は福田さんということで、まぁそういうお話でしたので


岩屋毅:麻生支持です。
今、後藤田さんから政治責任論という物が出ましたけれど、私はこの安倍続投・安倍退陣に至る経緯は誰か一人の責任ではないと思うし、この小泉・阿部政権を続けてきたのは自民党全員で、全体の責任だと思いますね。
今度の危機に対して、経験豊かな発進力のある麻生さんに是非頑張ってもらいたい、そう思っています。


西川京子:阿部政権の方向性は私は間違っていたとは思いません。管理能力なり社会保険庁の問題など、そういうことで後半 非常なる支持率の低下があったと思います。 その方向性をきちんと踏まえた上で、麻生先生はひじょうにリベラルなところまでウイングが広いということで、手法的に。 私は麻生先生を支持いたします。

総裁選情勢のVTRと両候補の発言のフリップ
麻生「たった一晩で派閥だけで話が決まっちゃうという図式は自民党に与えるダメージはでかい。」
福田「ちょっと違うんじゃないですか。最初から結構若い人も「やってくれ」という声を出してくれた」

岩屋議員:あのね、やっぱりその今回自民党参議院で大敗してどん底に落ちてるわけですね。しかもその私たちが召集した国会を休ませて選挙をやっている。
この選挙は本当に自民党にとって大事な選挙なんで、本当に私は政策論争を真面目にやっているなと、そういう選挙にしなければいけなかったのを、まぁその、所信や政策を聞く前に派閥がバタバタバタっと推薦をして決めてしまったというのは、いくらその政策協議をしたといってもそう見えない、国民の皆様に。 だから手順という意味ではちょっと変だったなぁ、と
しかし始まったわけですので、これから残された時間精一杯政策論争をしようと思うけれど、やっぱり手順という物を、自民党のためにやっているんだということを考えてやるべきだったんだと思うんですね。


西川議員:私がどうしても言いたいのは今回の一晩で派閥の領袖が集まって決めたというのは
何処かで見た風景だなと。森内閣が小渕総理の突然の病気でできたとき、あの時はマスコミが総攻撃でしたよね。
今回、こういう流れに対して批判が非常に少ない。私はそのことに疑問を持っています。むしろ、私はマスコミの、ジャーナリズムの人たちにお聞きしたいですね。


後藤田議員:あのですね、そもそも派閥談合とかとかなんとかとかはねぇ  候補が、総理になろうとする方が言うこと自体、政策の話になっていない。 そこに持っていきたくない、責任論に持っていきたくない、というですね。 そういう気持ちが凄く見えてしまって、僕は麻生さんにとって良くないと思います。

福田さんが出る前に、まさに国民に世論は自民党の総理は麻生さんとみんな言っていたわけですよ。 つまり、派閥談合を画策したのは、そもそも麻生さんが福田さんが出る前にそうだったんですね。 それで我々が……(岩屋 そんなことはない) …いや、そういう流れになっていたの。 そういうことなんですよ。

だからこそね古賀さんとか山崎さんとか谷垣さんが、今までの政策とは違う人たちが、最初に政策転換・政策修正、そして民主党と協調してやっていかなければいけないんですよ。
我々は中道で、右寄りではなく中道で、我々自民党中道右派民主党さんは中道左派と近くなっていく二大政党が、国民にとっていいということで。


福田さんは偉いのは、政治責任論は本当は麻生さんにあるんだけど、それを一言も言わないですね。
もっとそれをね、派閥の談合論じゃなくてマスコミの皆さんにお願いしたいのは政治責任論のことをですね。
ぜひ言って頂きたい。ずっと政調会長やってきたじゃないですか、小泉さんの時。
安倍さんのときもずっと居たじゃないですか。幹事長やってるじゃないですか。
それをね、また出るというのがね、ま、これは立派な方だと思いますが、ちょっとね、その理屈は合わない。
私はそう思いますね。民主党さんと3年、6年ずっとやっていかなくてはならない時には、
やっぱり一緒になって協調路線でやっていかなきゃいけないと私はそういう思いですね。


男子アナ:(福田支持の動きについて)政策面で本当に一致したのか?蓋を開けてみたら福田さん支持に雪崩をうってしまったと。
その辺りの動きが急すぎたという所に少し疑問があったと思います。


後藤田議員:私自身はその政策的に支持しておりますが、ま、森派の中がね、安倍さんだったのに福田さんになる、
これはね僕はちょっと疑問がありますよ。
うちの津島派もそうですよ。ただ、それ以外の人たちは安倍さん・小泉さんと距離を置いてきた人たちが政策で
同時に距離を置いていた福田さんを支持した。これはね政策なんですよ。私はそう思いますね。


西川議員:あのですね。今回、(後藤田氏が安倍退陣は麻生氏に)責任があるといえば全員責任がある訳ですよ。その中で麻生さんは
この前の選挙では(安倍さんと)戦って麻生と書いた、安倍とは書かなかった人ですよ。
その人が当然、総裁選が終わったらノーサイドだと。
そういうことでやってくれと外務大臣をやって支えた。その中でじゃ、安倍だと言って一番頑張った人たちが今回、
安倍総理に関してどういうメッセージを送っていたんですか、即切る。じゃ、今度は福田だ。
私はむしろそのことの方がむしろ不自然であって。戦ったけれどもノーサイドで自分が指名されたんだから一生懸命支える。
その中でその人に政治責任を問うってのは・・。いや、ちょっとそれは違うでしょ。


岩屋議員:1点だけね。ちょっと後藤田さんの言い方、誤解を与えるといけないんで。
あの麻生さんは3回目の総裁選ですけど一度も派閥の推薦を貰ったことないんですね。
我々のグループ10何人で、20人以内と総裁選出られない訳なんで、常に派閥横断で支援を求めてきて今回もそうなわけで
その派閥の談合を画策したってのはちょっと誤解を与えると思います。
それからあの政権の中に居たからけしからんというのは西川さんのおっしゃった通りで。
小泉さんと戦い壊れて支えた。安倍さんと戦い壊れて支えた。やっぱり、あのそうやって1つの政権を自民党で作っていくんでですね。
それがけしからんという議論は当たらないと私は思います。


後藤田議員:1億総ザンゲって言う意味で自民党全員じゃなくて、やっぱり指導者責任ってのはあるんですよ。
そのために指導者が居て、そのために権限が与えられてる訳ですから。
小泉さんのやった改革がおかしいっていうけど、何で政調会長時代にそれを言わなかったんですか。
政治責任でね。政治責任、いや自分の職をかけてでもね。やらなきゃいけないでしょ、それは。
それをね急にね、いや小泉が悪かったとかね、それはおかしい。
私だって政務官の時におかしい法律で職を辞してやりましたよ。
それぐらいね、権力のあるね、立場のある責任者はね、これはねA級戦犯と同じですよ。


(以下続く、かもしれない)