National Intelligence Network of JAPAN 通称 NINJA

ネットで拾ったwww


実は、外務省にはガッチャマンがいたりする。
第164回国会 外務委員会 第5号  平成十八年三月十五日(水曜日)よりちょっと長いが引用

○篠原委員 さすがに大臣、すぐおわかりいただけるかと思います。
 それで、提案ですけれども、韓国語やアラビア語や中国語が三年になっているというんだったら、英語圏の人は、今大臣がおっしゃったウルドゥー語とかスワヒリ語、マイナーな言葉をそのかわり習えといって三年にするなり、一年半英語なりスペイン語なりドイツ語で、あと一年はほかの語というのをやったりして対応できるんじゃないかと思う。ちょっとした工夫で私はできるんじゃないかと思いますので、ぜひそのようにしていただきたいと思います。


 それから、語学の専門家というのも大事なんだろうと思いますけれども、私は、外交の専門家でぜひ外務省で気を使っていただきたいのは、語学の専門家、国別の専門家は非常に立派な人が育っているはずなんです。何回も、三回、四回勤務して、そちらの大使になる。小さな国でも、若いときに書記官で行ったところの大使になるとかいうのが行われているケースが多いんだろうと思いますけれども、項目別の専門家が一体育っているかどうかという、これが問題なんです。


 例えば、先ほどインドについて、大臣は、環境問題が大事だ。地球環境問題というのはずっと大事になってきて、環境省では、地球環境部だったのが地球環境局になっている。環境省も慌てて言葉のできる人材を育成しているはずなんです。しかし、そういったものを補って、やはり外務省の人がリードしていただかなけりゃならないんですが、テーマ別の専門家の育成というのをぜひ取り組んでいただきたいと思っているんですが、大臣、いかがでしょうか。


○麻生国務大臣 これはもう篠原先生、全く正しい指摘だと思っております。
 例えば、いわゆる安全保障とか軍備管理、軍縮等々、ほかにも経済問題やら、いろいろ私どもとして育成をしていかないかぬところなんだと思いますが、特に外務省の場合、条約というのをたくさん結びますので、この条約というのは、コンマがこっちについていたからバツで、こっちについていたから丸とか、物すごく、コンマ一個で意味が全く違っちゃう文章がありますので、そういった者を養成しているところではありますけれども、一つだけ、余り表に出ていないところで、通称ガッチャマンというガット専門のプロがいるんです。


 ガッチャマンという外務省の中でしか通じない言葉なんですけれども、ガットマン、通称ガッチャマンというので、国際の条約で、例えば経済協力のそればかりやっている専門官というのが二十数名、これはもう本当に、これこそ私はもっと世の中に日を当ててもらいたいなと思う人たちなんです。


 この人たちが今EPAをやったりFTAをやったり、そこが最先端でやって、一つEPAをつくり上げますと、この間メキシコができ上がりましたけれども、英語と日本語とスペイン語と、大体一メーターぐらいの文書になるんです。これ、サインするというと、するときに、書類の方が高いなんというのが出ました中で、この間、小泉総理とメキシコのあれを見て、何だあの白い棚はと聞かれましたが、あれが全部書類の量なんです。


 それを全部やるわけですから、そういった意味で、プロというのを育てなければいかぬというのは全くおっしゃるとおりなので、これは専門官はもちろんのこと、こういったプロの養成というのは、これは枯渇いたしますので、体力的な問題もありますし、経験も積ませないかぬし、いろいろな意味で、最も私どもとして今後、言葉がうまければいいだけだったら別に苦労はせぬのであって、それ以外のところを、きちんとした専門的な知識、経験というのを積ませなきゃいかぬという御指摘は、全く正しいと思います。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/164/0005/16403150005005c.html