硫黄島の映画を観る
何故か連続して、外国人監督が日本人を使って撮った映画を見ることになる。
二宮和也がアカデミー助演男優賞ノミネートされても不思議じゃない、と思ったがなぁ…
ジョニーウォーカーを飲みたくなったりする。
勢いで、「父親たちの星条旗 (特別版) [DVD]」とか「硫黄島の砂 [DVD] FRT-042」を見たり、さまざまな資料も読んでしまう。
意外に「手紙」「スコップ」の使われ方に関しては、「硫黄島からの手紙」と「硫黄島の砂」に共通点が多い。
それにしても…、石原慎太郎は2部作として、両方の映画を見ていないのだろうな。
石原知事が「硫黄島」をバッサリ
http://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/p-et-tp1-20070303-164312.html
石原氏は各方面で高評価を得たクリント・イーストウッド監督「硫黄島からの手紙」を引き合いに「ライバルになると思って見たけど、あの映画よりずっとマシだね」。さらに「米軍の焦燥感もなく、島のどこで戦っているのか分からなかった」とバッサリ切り捨てた。自作については「美しく悲しく、そして無残だった青春の姿は現代に響くものがあるはず」と訴えた。
米軍の焦燥感は「父親たちの星条旗」の方に描かれていた。 それに詳しい状況説明なんかは、映画以外で情報を得ればいいだけのこと。
思えば、石原慎太郎の小説は、非常に分かりやすい。 登場人物の心理描写が、いつもちゃんと詳しく説明されていた。
日本人監督が硫黄島を撮ってれば、説明過多になりすぎてしまってたのだろう。
クリント・イーストウッドが撮ってくれて、本当によかったと思う。