「バベル」を観て体調不良を訴えている奴はディスコ未体験者じゃないか?

Suntory white

ポケモン騒動と同じ現象で、光過敏性発作と説明されているらしいが、ちょっと疑わしく感じた。
脳への物理的刺激ウンヌンというよりも、あのディスコ(クラブ)の日本原住民の描写が不快だった、というのが主原因のように思えた。
「こんなのは”美しい日本”じゃない」、という不快感をぶつけてるだけじゃないのかなぁ??


菊地凛子演ずる「チエコ」の感情の動きを表す重要シーンだから、ちゃんと見ない・目をそらすという方法で画面を見るのは勿体ないと思う。 アカデミー候補にノミネートされた演技のシーンだぞ。


地味で欝な展開で、本来はミニシアターで公開されるような映画という印象。 アカデミー賞ノミネート効果で、普段は映画を見慣れていない層まで見に行ったための騒動ではないかなと感じる。



ロッコ、メキシコ、日本の各エピソードを一発の銃弾で繋いだ映画で、現地の素人を使って撮ったという監督のインタビューを読んだ。
ロッコも日本も、監督からすれば「外国」という距離感なのだろう。
メキシコ出身の監督にしてみれば、アメリカも「外国」なんだろうなぁ。


東京では、なかなか撮影許可がもらえずゲリラ撮影を敢行したとのこと。
石原都知事は、けっこう映画撮影を奨励するようなことを言っていたとおもうが、実態はまだまだなんだな。
撮ってもらいたい風景と、映画作家が撮りたい部分とは相当にギャップがあるのだろう。 隠したいところや、恥部ばっかり狙っていると思われているのかも。


映画全体としては、日本パートはストーリー上は関係が薄い。
とはいえ菊地凛子演ずる聾唖の「チエコ」関連の演出・編集は胸を打つ。
クラブもストリートバンドもテレビも、聞こえない者にとっては、ただ見ることだけしかできない。


小さな字でぎっしり書いた「手紙」を二階堂智に渡すシーン、それを後から読むシーンは、ちょっとジンときた。


サントリーホワイトのポケットびんを買いたくなったな。

映画『バベル』をご覧になる皆様へ

映画『バベル』では、徹底的にリアリティと臨場感を追求する監督の意図により、本編中に刺激の強い演出効果が取り入れられております。
本作品は、既に世界40カ国で公開済みで、おかげさまで国内においても大好評をい ただいておりますが、既にご覧になられたお客様の一部の方々から、ご鑑賞中にご気分を悪くされたとのご 指摘をいただいております。
これから『バベル』をご鑑賞いただくお客様におかれましては、予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

映画『バベル』配給元
株式会社ギャガ・コミュニケーションズ