対談のエントリーを読んだが…
「ことのは問題」での私の興味は、松永氏の個人的ストーリーよりもオウム周辺のジャーナリスト・マスコミ人に関してのことなので、なんだかあんまり書く気になれないでいた。
ただ、松永氏はあいかわらず「オウム」っぽいなぁと思うのみ。
少々感想など書いてみる。
ネットで名誉毀損だとか訴訟とか、公安との付き合い方に言及するわりには、なぜ【大阪】については思わせぶりな書き方を続けるのかが謎ではある。
(7) での二人のズレが、なんともはやだった。
松「いや、僕が何かたくらんでいたというなら、絶対に書かれます。あそこに。というか、それを理由に活動停止処分とかまでいってますね。いくら調べても何も出てこないから、あそこには書かれなかった。これだけだけでも証明になるんです」
証明なぁ…
マスコミや警察が地下鉄サリン事件前に、なにかを「証明」できていたのだろうか? また、「自白」があっても「証明」できない事件も残っている。
まぁWikipediaの編集合戦にかんしてある種の「たくらみ」を持って参加していた人の言うことだから、話半分に聞いておこう。
松永「あれはアンチでやったんですよ。野田氏だってこういう風に書かれたらどうなるのかと。それだったら野田氏も消す。私のところも消す。両方消せばいいと。」
編集する権利は主張するが、目的は記事を消すことだったと、ここまで「正直」に語るのは「バカ」としか言いようがない。
やれやれ、とことんちんぴらライターに堕してしまったなぁ、と思う。
自サイトでうだうだやってる分には文句はないが、編集合戦でさんざん顰蹙を買ったのちのこの発言が公開されてしまった以上、今後すべての発言は戦略的に書かれたモノ、謀略としてしか読まれないだろうに。
彼にとってのWikipedia編集合戦は、昔の掲示板どうしの抗争と同じようなレベルのことでしかないのだろうな。
オウムの裁判記録などを読み返してみて印象的なのは、サンデー毎日へ抗議しにいったころから既に、敵に対して際限のない攻撃を考えていたことだ。 爆弾とか「編集長をキリで突け」とか、脱会信者の元に押しかけるとかいろいろ。
あの頃はデモ・街宣車・ビラというのには驚かなかったが、幸福の科学の白紙ファックス攻撃には嫌悪感を感じていたけれども、そのレベルを遙かに、あっさりと超えてしまうオウム。
そして、坂本弁護士が教団攻撃の黒幕だと背後関係を陰謀論ぽく認識して、ついに犯行に至るという、非常に短絡した行動に歯止めがかからなかった教団。
特定個人や団体の口を塞いだら、どうにかなると考えていた、なんとも単純で稚拙な行動様式をしてきた教団。 逆に著名人が擁護したら、徹底的に利用しようとしていた教団。
練り上げた教義が有ったから、一連の事件が起きたとは思えない。
教義をあれこれいじったところで、根本的なところは同じなのだろうなと感じるのみだな