「意志の勝利」を始めて通してみてみた
テレビで「ハウルの動く城」が放送されてて、ちらっとながら見していたんだけど、なんか気分的に落ち着かなくなってしまう。
このアニメは劇場公開時じゃなくて、DVDなったときに見たんだったかなぁ。
まぁ「わかりやすいアニメなんか作りたくない」という監督の意気込みは伝わるけれど、見てるとフラストレーションがたまるし、そんな映画をさらにTVでCMで中断されながら見せられちゃうことにも、どこかイライラしてしまう。
そういうわけで(?)、バランスを取るため(?)対極にあるような映画を見たくなってしまった。
レニ・リーフェンシュタール監督の「意志の勝利」(1934)
つべとかぐぐる動画で見れることに、あらためて不思議な時代になってしまったことを感じる。
これは名前だけは知っていた作品だった。
同監督の『オリンピア』(Olympia)は、いろいろ紆余曲折はあったにせよ1980年代にはビデオソフトとして日本で発売されたしTV放映も有ったけれど、「意志の勝利」は日本では視聴困難な状況が続いてた。
部分的な映像は、各種ドキュメンタリーでみてたりするし、「解りやすい独裁者」表現に引用されまくっているのだけれど、114分を通しで見たのは始めて。
行軍の様子が延々と続いて途中はちょっと飽きてしまうけれど、「古典」の風格がある映画だったな。
映画冒頭の空撮もきれいだ。
「ハウルの動く城」についてあれこれ語るには、この映画のことを頭の片隅においておく必要があるんだろうな、と改めて感じたな。
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