NHKのロダンとカミーユ・クローデル特集 (1)

録画しておいたのを、やっと見る。

2009年5月12日放送

プレミアム８＜文化・芸術＞シリーズ巨匠たちの肖像「ロダンあくなき生命への欲望」
http://archives.nhk.or.jp/chronicle/B10002200090905130030177/

2009年6月14日放送

ロダン新たな生命の探求者　日曜美術館
 http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2009/0614/index.html

今年初め、静岡県立美術館のロダン館を見に行ったばかりなので、ちょっと気になっていた。
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/rodin/index.php

どちらもカミーユ・クローデルについて時間を割いていたのが印象的。　ついに、そういう時代になったのかと、感慨深い。
一昔、二昔前ならば、ロダンは白樺派とかの文脈で語られていたような記憶がある。
当時は「弟子で愛人」という扱い。　
今は、「創作のパートナー」という扱いにまで変わってきたのだなぁ。

でもなぁ…
けっこう金をかけた、しかし安っぽい再現ドラマってのがなぁ…　　
わかりやすさを優先なんだろうけれど、作品の魅力よりも、作家の人生の方に興味が向きがちになるしで、ちょっと嫌な感じ。

「それよりも、もっと作品を写せ」と思ったぞ。
「分別盛り」の制作過程を見せたほうが効果的だったと思うがなぁ。

初期

最終

ロダンとカミーユの関係は映画化されている。　本物の作品を使っての撮影だったらしいから、いっそ映画の1シーンを流した方がずっとマシじゃないかな。

1988年の制作。　　上映時間 150分と、ちょっと、というか、かなり長くて疲れる映画だった。*1
イザベル・アジャーニが熱演。　ちょっと線が細いようにも感じるけれど…

以前、ちょっと彼女の作品の写真をまとめた事がある。
http://londonbridge.blog.shinobi.jp/Entry/276/

女性彫刻家カミーユ・クローデル展(メルシャン軽井沢美術館）
http://www.mercian.co.jp/musee/exhibition/2006a_index.html
実施概要・展示作品・みどころ・プロフィール・インタビュー等充実している。

日本で見られるカミーユ・クローデル作品ってのは静岡県立美術館にある「波」しか無いのかな？
「ロダンの肖像」が結構あるはずだと思っていたけれど…　　

*1:youtubeで予告編を探したら…　1/19 〜 19/19　とかがウｐされてた