佐々木俊尚著「フラット革命」について、あれこれ

2007年07月09日付ITmediaの記事が、いろんな意味で興味深い

達人の仕事術:本のテーマはマトリックスから――佐々木俊尚さんの“戦略”
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0707/09/news028.html

インタビュアーは【泉あい,ITmedia】だったりする。 これは、フラット革命4章に出てきた、あの人だよなぁ。


ちなみにフラット革命にこんな記述がある

2005年暮れ、私が最初に彼女にあったとき、泉は驚くべきことにこう言った。(p220)

佐々木氏は、2005年の911選挙前にインタビューしているのに、何故こんなストーリーを創っているんだ??
手書き原稿なら「夏」と「暮れ」の間違いかもしれないが???

GripBlogの泉あいさんにインタビューした
http://blog.goo.ne.jp/hwj-sasaki/e/a50503f8a0e82672f4d5b9c592e97f28

泉あい氏がだれの助けも借りず、ネットでジャーナリズム修行をしていたということを強調したかったのだろうか?


まぁ、それはさておき、佐々木氏は泉氏にどんなことを語っているかといえば

 8月6日に出版される「フラット革命」という書籍も苦労した。2006年の11月に取材を終えたのに、書き始めたのは翌年の3月後半。取材から4カ月以上もかかった。どう考えてもそのストーリーに取材内容が合わない時、書くスピードはガクっと落ちるわけだ。

二人でストーリーを練り直していたのじゃないか? 瑞穂の話は泉のアイデアだったのではないか? などと言いたくなるぞ(苦笑

 「正面玄関からの取材しかしない」と決めている。現在は企業の関係者なら広報から取材を申し込む。あの立花隆氏のようにだ。新聞記者で特ダネを追っていた頃、夜討ち朝駆けの取材は体力も使う。しかし、正攻法の取材手法に決めたのは体力だけが問題ではない。

なんか、既視感がある。 「正面玄関からの取材しかしない」「企業の関係者なら広報から取材を申し込む。」という手法は、泉あい氏がグリップブログでもやっていたことだ。
泉氏も立花隆の影響を受けていたのかな? それとも、佐々木氏が泉氏にアドバイスしてたのかな?

 「ネットの世界は途中過程も見えると思うから、変なことを書いたら取材した相手から訴えられかねない。訴えられないにしても、ネット上に悪口を書かれかねないから、それはやっぱり避けたい」。新聞記者の頃から、記事を掲載した後に文句を言われるケースはたくさんあった。でも今は、やってはいけないことがあるという。味方のフリをして話を聞き、後で悪口を書くことだ。


 例えば犯罪容疑者との一問一答。「あなたは悪いことをしている」とは問い詰めず、「いやいや、あなたの気持ちもわかるよ。君は捕まらないと思うから大丈夫だよ」と共感めいたセリフで容疑者にしゃべらせる。そして、後から「こんなひどいことを言っていた」と書き立てる。それをかつては、企業だけでなく一般個人に対してもやっていた。「深い反省を込めて、こういうことは止める」と決めた。

批判的に書くことと「悪口」は違うと思うのだがなぁ。 提灯記事にならないように、相手の「嘘」に騙されないように気をつけてください。


ライター志望 森高千里 歌詞情報 - goo 音楽発売日 - 1993年1月25日