再現ドラマ「テレサ・テン物語〜私の家は山の向こう」

公式HP http://www.tv-asahi.co.jp/teresa/

映像が安っぽかった。
1970〜90年代の風俗が、まるで偲べなかった。 軍隊慰問の場面も、あまりに安いエキストラ達の演技に脱力。 �麗君のカセットテープを没収される場面も、どこのプロパガンダ?、というお手軽さが感じられる。


芸能界バックステージ物・国際政治に振り回される歌姫・家族の絆・封建的な財閥一家とか、波瀾万丈になる要素が「全部説明しますた」という感じ。 凄く散漫な構成というか…
「時代や政治に翻弄される歌姫」というテーマの解説に終始していたというか、ワイドショーの再現フィルム拡大版という印象しかなかったな。

事前の宣伝とか凄かったわけだけど、実際のドラマは「政治的」な部分が目障りというかなぁ…


テレサ・テンの歌を効果的に使った映画だったら、こっちが余程上等で泣けた。

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伝記映画は「本物の中国人」が創ったほうが、よほどマシだったような気がする。