アメリカのセカイ系か? 『地球が静止する日』

1951年のオリジナルは未見だけど、この種のSF設定は日本の1960〜70年代のマンガ・アニメで繰り返し描かれたものだ。
手塚治虫の「W3」「魔神ガロン」とか、横山光輝だと「マーズ」などが思い浮かぶ。
宇宙人が地球侵略する理由が「好戦的で未熟な地球人を修正というか粛正」というのが定番だったな。
そういったマンガ・アニメを見て育った世代の私が、2010年にこの映画を見ると、どうにもぬるい。


「好戦的なアメリカ」「環境破壊」という時事ネタもうすいし、「結局は家族愛かよ」な展開もうんざり。
日本の昔のマンガアニメの方が、遙かに凝った話を作っていたぞ。


セカイ系」の恋愛を家族愛に置き換えればこんな話になるのかな、という感想。
セカイ系の定義はよく知らないがw)


それにしてはキアヌ・リーブスは宇宙人というよりは「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」だったな。