今年もまた自民党総裁選

去年の自民党総裁選でこんな事を書いていた。
麻生・与謝野・小池百合子石破茂石原伸晃棚橋泰文山本一太が名乗りを上げていた頃の話。

http://d.hatena.ne.jp/LondonBridge/20080907/1220775572
報道2001サンプロを見てると、立候補者が増えただけで、選挙の構図は去年とほとんど同じように見える。

よーするに「バラマキ麻生」vs「小泉改革の継承者」


10日までには「真の小泉改革継承者」が決まり、乱立は解消されるだろうけれど。



それにしても…
去年も感じたことだが、「小泉改革の継承者」は「自民党をぶっ壊す」というスローガンも引き継いでいるのではないか?


解散総選挙自民党大敗→自民党をぶっ壊す→民主党もぶっ壊れる→ガラガラポン→大連立→ガラガラポン→政界再編

を狙っているのではないか?


民主党がぶっ壊れるのは「日本が壊れる」からだろうな。


現在の自民党は3つの流れがあるといわれている。
(財政や世代も絡み合って、もう少し複雑に絡み合っているけれど、とりあえず)


みんなの党」の山内康一の見立てだと

1)麻生首相等のタカ派路線純化の右派グループ
 *こういう人たちが、日教組たたきや歴史教科書問題等のイデオロギーで、
  自民党を再生させようとしていますが、支持が広がりにくいでしょう。


2)谷垣氏等の20世紀型福祉国家、リベラル路線のグループ
 *大きな政府路線、地方重視路線の人たちで民主党の主張と実は近いです。


3)中川秀直氏、武部氏、塩崎氏等の市場重視、小さな政府のグループ
 *小泉構造改革バッシングの中で弱体化したものの、民主党との対立軸は明確。
  経済成長重視、市場重視、小さな政府、脱官僚・脱中央集権を志向。
http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-5957.html


去年「世代交代」を叫んでいたのは、主に小泉チルドレンだったような印象。
だけど、チルドレンは殆ど消えちゃったな。
今年の「世代交代」はどんな意味合いを含んでいるかなぁ?
脱官僚・脱中央集権・脱長老支配、ときて最後は脱自民党になるのか?


「小さな政府」指向な議員のせいで、もっと「小さな自民党」になってしまうかも。